ある特定の食物を摂取することにより免疫学機序(多くの場合IgE抗体※1を介する反応です)を介して皮膚・消化器・呼吸器などへ症状が現れることを食物アレルギーといいます。食物そのものによる作用(カフェインによる興奮作用)や乳糖不耐症による下痢などは含みません。
食物アレルギーの原因となる食べ物は子どもから大人まで全年齢を通していえば、卵、牛乳、小麦が全体の60%程度を占めます。ついで甲殻類、果物、そば、魚類、ピーナッツなどです。
※1 IgE抗体
IgEは免疫グロブリンの一つのクラス(抗体ともいい、IgG、IgA、IgM、IgEの4種類存在する)で、アトピー患者では血清IgE値が高い者が多い。アレルゲンに対する特異的IgE抗体が陽性である場合、アトピー素因であると判定される。
(財)日本予防医学協会HP参照
食べ物アレルギーは「吐き気」や「蕁麻疹」をおこしますが、酷くなると「痙攣」「失神」がおき、死にいたることもあります。アレルギーを持っている場合、毎日の食事にも気を付けなくてはいけません。
代表的な「アレルギー反応」を引き起こす食材
- 鶏卵
- 乳製品
- 小麦
- 甲殻類
- 果物類
- そば
- 魚類
- ピーナッツ
- 魚卵
- 大豆
- 木の実類
- 肉類
- 野菜類
- 軟体類
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