全国の施設、病院などの新型コロナウイルス感染症対策・予防方法

世界中で新型コロナウイルス感染症が大流行(パンデミック)し我々の生活が大幅に変化しています。もとの生活に戻るために様々なコロナ対策、予防が打ち出されていますが中々落ち着きません。毎年、流行していたインフルエンザウイルスは予防接種や感染した場合の治療薬、特効薬が開発されているため感染しても重症化しにくいですが、新型コロナウィルス感染症は今までにない「ウイルス」のため、治療薬、特効薬がありません。また、新型コロナワクチン(ファイザー、モデルナ・・・・)も各国で開発され、世界中の方々のワクチン接種が進んでいますが新型コロナウイルスの抑制に効果があるかは未知数です。ここでは全国の「新型コロナウイルス感染症の対策、予防」についてわかりやすく解説していきます。

新型コロナウイルス感染症とは

コロナウイルス(CoV)は、1960年代にヒト病原体として認定されました。コロナウイルスは電子顕微鏡で確認すると表面が王冠のような形をしています。コロナの名称はラテン語のウイルス(virus、英語でもvirus)から名付けられました。コロナウイルスは動物(コウモリ、鳥、哺乳類など)に感染し、人への感染もします。2002年に流行したサーズ(重症急性呼吸器症候群(SARS)SARS-CoV)や2012に流行したマーズ(中東呼吸器症候群(MERS)MERS-CoV)もコロナウイルスが原因の感染症になります。コロナウイルスは現在7つのウイルスが確認されていますが、2019年中国のウーハンで発生した肺炎症例のクラスターの原因が現在、世界中で大流行している「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」になります。この感染症を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と言います。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は突然変異によって絶えず変化し、人の健康にもたらすリスクを高める可能性があるため、懸念変異株(VOC)と見なされています。

感染経路から見る感染予防方法

全国の医療機関、福祉施設、行政、企業で取り組んでいる感染予防対策を感染経路別でまとめてみました。
基本的には
1|病原体を持ち込まない
2|病原体を持ち出さない
3|病原体を拡げない
の3点を重点に実施されています。

感染経路別で感染予防方法を調べたので参考にしてください。医療機関、病院、などでおこなわれているものを元に書いてありますので家庭向きではないものもありますがご了承ください。

『飛沫感染』(Contact and Formite transmission)

感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され(半径1~2m)、別の方ががそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※主な感染場所:学校や集合施設、事務所、会議室などの人が多く集まる場所

『飛沫感染』の予防方法

厚生労働省から推奨されている「咳エチケット」を実践しましょう。

・マスクの着用(サージカルマスク)
マスクをつけるときは取扱説明書をよく読み、正しくつけましょう。鼻 からあごまでを覆い、隙間がないようにつけましょう。
※医療機関では医療用のN95対応のマスク(5μm程度の飛沫を除去することができる)を使用されているところもありますが、価格も高いため、微粒子やウイルスなどの放出や侵入を防ぐ、血液や体液の飛散から保護するできるサージカルマスクが使われています。使用マスクの素材は不織布で、家庭用と比べて非常にフィルターの目が細かいのが特徴です。綿マスクは微粒子やウイルスが素通りするため感染予防としては不向きです。
※マスクを外す場合はサージカル部の接触は避けて、ゴム部分を掴み外す。
※サージカル部を掴んでも接触感染しにくいセラミダ加工マスクなどもあります。(残念ながら店頭での販売はしていないみたいです)

・ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う
くしゃみや咳をするときは周りに飛散しないようにテッシュやハンカチを使いましょう。
※使用したティッシュは 、すぐ にゴミ箱に捨てましょう。ハンカチは抗ウイルス、抗菌効果があるもの持ち歩きましょう。
※※バナー 抗ウイルス、抗菌効果が継続する「セラミダ」※※
・上着の内側や袖(そで)で覆う
くしゃみや咳をするときは周りに飛散しないように上着で口、鼻を抑えて飛散を防止しましょう。
※くしゃみや咳をした場合、アルコール消毒することで接触感染予防に繋がります。

・人との距離をとる
必要時以外の人との接触を避ける(人との距離を2m以上とる)
※距離が撮れない場合はマスクと眼の防護(フェイスシールド、ゴーグル)の着用

 

接触感染(Droplet transmission)

・唾液や気道分泌物、嘔吐物、排泄物(便・尿等)、創傷皮膚、粘膜等が直接、口、鼻、目に触れて感染します。
・感染力のあるウイルスに汚染されたもの(使用した器具・器材(注射針、ガーゼ等)、手すり、ドアノブ、スイッチ、便座、つり革など)を触れて手指等から、間接的に口、鼻、目に触れて感染します。

『接触感染』の予防方法

感染予防アイテムの着用
・常時マスク(サージカルマスク)を着用し、必要に応じて眼の防護(フェイスシールド、ゴーグル)の着用する。
・患者や患者周辺環境に触れる時には手袋を着用し使用後は処分する。
・患者や患者周辺環境に直接触れる可能性がある場合はガウンを着用し使用後は処分する。
・個人防護具は病室退室前に外し、手指衛生を行う。

接触予防策の実施
・なるべく大部屋や共同部屋をさけ個室への収容する。
・同じ病原体の保菌者および感染症患者は、集団隔離(コホーティング)ずる。
・個室および集団隔離が難しい場合ベッド間距離を1m以上に保ち感染対策をおこなう。
※カーテンなどによる障壁を設ける患者の移動や移送が必要な場合は、感染部位や保菌部位を覆う
・ 医療器材(血圧計 聴診器 体温計など)は患者専用に準備する。準備することが難しい、または 複数の患者に使用する器具は、患者ごとに必ず洗浄または消毒する。

こまめな消毒を実施する
・入退室時に手の消毒(アルコール度数が低いとウイルスを死滅させることができないので、アルコール濃度70%以上95%以下のエタノールを使用しましょう。
・人が触れた、触れたであろう場所、器具の消毒(アルコール濃度70%以上95%以下のエタノール)。

 

エアロゾル感染・空気感染

空気中をただよう微小粒子(マイクロ飛沫、エアロゾル、バイオエアロゾルなど)の飛沫内に新型コロナウイルスが含まれていて、この微小粒子を介して感染することををエアロゾル感染と言われています。人が密集している場所や換気が悪い場所などの密閉環境では、ウイルスが空気中に長時間漂い続け飛沫感染に繋がっていると考えられています。(2021年9月時点ではエアロゾル感染の解明はされていません)

エアロゾル感染・空気感染の予防方法

・3密を避ける
こまめな換気、空気の入れ替えをおこなう。
・飛沫感染予防対策、接触感染予防対策を実施する。
・空気清浄機能付きエアコン、空気清浄機の使用
※密閉空間で感染予防対策を講じていない機器を使用した場合、感染が広がり集団感染(クラスター)に繋がる可能性が高まるため後付けの抗ウイルス、抗菌フィルターを取り付け使用する
『ウイルス除菌消臭フィルター』
上記はフィルターは抗ウイルス効果が非常に高いものですが特定のウイルスへの効果を表示すると薬機法、景品表示法に接触する恐れがあるためコロナウイルスへの効果表記はされていません。ご興味がある方は「Cerami.D.A(セラミダ)」で検索してみてください。

 

まとめ

新型コロナウイルスの感染力はとても高く、国や地方自治体でも様々な対策を打ち出しています。夜間の外出自粛、飲食店の酒類の提供禁止など全体的には効果があると思いますが、その分家庭で過ごす時間が増え、家庭内感染が増えています。特定疾患者が家庭内にいると感染したときのリスクも高まるため感染症予防対策にもいままで以上に力が入ります。私は感染症の専門家ではありませんが、アレルギーを持つ子の親として掃除の徹底、感染予防の徹底を心がけ家庭内でできる対策をしていきます。

このブログに紹介させていただいています「抗ウイルス除菌消臭フィルター」は富山県のワイズ イノベーション様が製造されている商品ですがコロナウイルスへの効果を謳うと薬機法や景品表示法に接触するらしくHP等ではウイルスに関して詳しくは掲載されていません。「Cerami.D.A(セラミダ)」はウイルスや細菌に効果があるだけでなく、アレルギー物質にも効果があります(使用者の実感です)。ご興味ある方は検索してみてくださいね。少しでも早くコロナが落ち着き、元の生活に戻れることをお祈りします。