アレルギーを持っている方、子供がアレルギー疾患である方は新型コロナウイルス感染症に感染した場合、重症化リスクが高いのではとか、新型コロナワクチン接種はどうなのかな、など心配だと思います。ここではアレルギーと新型コロナウイルスの情報をまとめてみました。
全国の施設、病院などの新型コロナウイルス感染症対策・予防方法はこちらをご覧ください。
重症化リスク
アレルギー疾患(気管支喘息)があると新型コロナウイルスに感染すると重症化リスクが高いなど言われていますが厚生労働省や学術論文、各病院の発表を見ると現時点(2021年9月)で重症化リスクとならないと言われています。厚生労働省は重症化数が少ないことと、アレルギーとの関連性を認めてないこともあることから重症化リスクにならないと発表していますがアレルギーも持っている方は心配になります。現実的に一般社団法人日本アレルギー学会からは気管支ぜんそくがある方はぜんそくのコントロールが不良な状態で新型コロナウイルスに感染すると重症化するリスクが他の人より高いとする報告もあります。コロナ予防とアレルギー対策は共通することも多いので自分たちの体を守るために掃除を徹底し感染対策を行いましょう。
ポイント
コロナ対策の中に「換気」を徹底しましょうと言われています。しかしながら、窓を開ける換気は外部から花粉などのアレルギー物質が室内に入って来るためアレルギー対策にはなりません。最近の発表では新型コロナウイルス感染症は空気感染すると言われています。エアコンや空気清浄機に張り付けるタイプの除菌消臭フィルターなどを活用することでコロナ感染予防、アレルギー対策になる商品も出てきていますので活用しながらダブル対策できます。
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新型コロナワクチン接種
新型コロナワクチン接種については全般的に見て、ワクチン接種により得られる感染予防効果と、接種しない場合の感染リスクを比較すると、接種で得られる効果のほうがはるかに大きいと各関係省庁や学会が発表や声明を出しています。アレルギー疾患者や基礎疾患を持っている方は一般の方と一緒にしないで!と思います。
日本では現在(2021年9月)満12歳の子どもから新型コロナワクチンの接種が可能になりました。息子にワクチン接種券が届き主治医に確認したところ、インフルエンザの予防接種で体調が悪くなったことなどがなければ早めに接種しましょうと言われました。
「一般社団法人日本アレルギー学会」の見解をご紹介します。
● アレルギー疾患を持っている人はワクチン接種は可能ですか?
気管支ぜんそくの患者さんも接種が可能です。ぜんそくの治療等で通院・入院されている方は、「基礎疾患を有する者」として優先接種の対象となっています。 ただし、過去に新型コロナワクチン(mRNA ワクチン)に対してアナフィラキシーなど重いアレルギー反応を起こした方や、同ワクチンに含まれるポリエチレングリコール(PEG、※1)に対して重いアレルギー反応を起こしたことがある方への接種は推奨しませんとも言われています。
詳しい詳細は一般社団法人日本アレルギー学会の声明をご覧下さい
一般社団法人日本アレルギー学会の声明
新型コロナウイルスの情報並びにQ&Aは下記サイトを御覧ください。
●厚生労働省ホームページ「新型コロナワクチン Q&A」
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/
● NHK 特設サイト -新型コロナウイルス-
「新型コロナワクチン情報一覧」より Q&A 一覧
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/”
コロナ過の生活が続き、マスクをつける、消毒するなどがあたり前の日々になり、コロナ対策がアレルギー対策になっている場面もありますが、アレルギー持ちの方には逆効果になる場合もあります。
これからも息子の体を守るためにも有益な情報を探し出し、皆様にもご提供させていただきます。