アナフィラキシー

アレルギー反応により、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、ゼーゼー、息苦しさなどの呼吸器症状が、複数同時にかつ急激に出現した状態をアナフィラキシーといいます。。その中でも、血圧が低下し意識レベルの低下や脱力を来すような場合を、特にアナフィラキシーショックと呼び、直ちに対応しないと生命にかかわる重篤な状態を意味します。
また、アナフィラキシーには、アレルギー反応によらず運動や物理的な刺激などによって起こる場合もあります。

ハチによるアナフィラキシーショック

日本ではアナフィラキシーショックによる死亡で最も多い原因はハチ刺傷。 また動物が原因の死因第一位もハチ刺傷。 ハチ刺傷による死亡者数は年間 20~40 名、そのすべてがハチによるアナフィラキシー。 スズメバチとアシナガバチで死者の 70%以上を締め、次いでジバチ、ミツバチ、その他の順になっている。

アナフィラキシーショックの原因

保育所に入所する乳幼児のアナフィラキシーの原因のほとんどは食物ですが、それ以外にも医薬品、食物依存性運動誘発アナフィラキシー、ラテックス(天然ゴム)、昆虫刺傷などがアナフィラキシーの原因となります。

症状

皮膚が赤くなったり、息苦しくなったり、激しい嘔吐などの症状が複数同時にかつ急激にみられますが、もっとも注意すべき症状は、血圧が下がり、意識が低下するなどのアナフィラキシーショックの状態です。迅速に対応しないと命にかかわることがあります。

治療

具体的な治療は重症度によって異なりますが、意識障害などがみられる子どもに対しては、まず適切な場所に足を頭より高く上げた体位で寝かせ、嘔吐に備え、顔を横向きにします。そして、意識状態や呼吸、心拍の状態、皮膚色の状態を確認しながら必要に応じて一次救命措置を行い、医療機関への搬送を急いでください。アドレナリン自己注射薬である「エピペンR0.15mg」(商品名)の処方を受けて保育所で預かっている場合には、適切なタイミングで注射することが効果的です。